[ home | about us | book&cd | hockey goods | Q&A | clinics | coach hiroki | link | contact us ]

ロシアへ行く

2002年09月25日

特別企画:ヘローキィロシアへ行く!!その7

9月14日「ロシアにて思ふこと」

この日はいよいよ最終日です。午前中にアムールの練習を見ようと思っていましたが練習中止。市内を散策してました。リンクの近くの公園では高校生が体育の授業中。持久走を行なう一団と、一応野球らしきものをしている一団発見。しかしこの野球が棒切れでボールを打つという要素以外はおよそ野球とは思えぬ動き。ヒット性のあたりが出るとやたらたくさんの人がベースらしきものに向かって動くのですが。どうなってるんでしょう?

お昼は市内の日本食レストランで久々の日本食をいただき、午後は高校生の最終戦です。実はその試合のに前に見た子供同士の試合が一番の収穫でした。10歳くらいの子供たちの上手いこと上手いこと!!ハンドリング、パス、チェックと技術的には大人のそれとほとんど遜色ありません。これこそ一貫教育のたまものです。この年代でこれだけ完成されていればあとは体の成長だけです。はーーーーたいしたもんです。

試合が行なわれたリンクは工業地帯の真ん中にあるアムールの練習用リンク。非常によくできた作りのリンクでした。(かなり寒いです)隣接する体育館ではサモロドクのバレーボールチームの練習が行なわれているようです。サモロドクはもともと他の町にあったチームをアムールのオーナーがアムールの下部組織として買い取ったようで、なんとしてもアムールの基盤を強固にしたいというオーナーの思い入れがあったようです。ですからサモロドクが地域リーグを勝ち上がり上級リーグ入りが決まったあとに、「他のチームがハバロフスクに行くのが大変だ」という理由で上級リーグ入りが断られたときに、日本リーグ入りという仰天プランを切り札として存続を図ったのです。結局パシフィックカップという形での交流試合も流れてしまいました。「年間20試合のためだけにプロチームにお金をかけることはできない」というのが直接の理由だったようです。サモロドクはチーム解散後わずか2日で全選手が移籍しました。それほど有望な選手がそろったチームだったようです。正直言って日本のホッケー非常に大きいチャンスを逃してしまったと今回感じました。いろいろと難しい面があったことは分かりますが、痛すぎです。日本人選手一人が海外に 出るだけでも大変のなのに、リーグごと海外に進出するチャンスを逃してしまうとは、、、 しかもハバロフスクというホッケーに熱狂する町で、日本のホッケーを見せることができなくなるとは、、、本当に悔やまれてなりません。

いや、しかしまだまだこれからです。私がたった1週間の滞在で見ただけでも、ロシアホッケーの底力恐るべしです。しかもロシアは北米以上にホッケー交流ができる条件がそろっています。しっかりと頭を使えば遠征による試合やコーチの招聘だけでなくロシアとの更なるホッケー交流ができるはずです。今後の展開に期待しましょう!

ああ、次は北欧に行ってみたいと思うヘローキィでした。


アムール川の対岸は中国です。中国名は黒龍江。


公園で高校の体育の授業。これは果たして野球か?


ハバロフスクではこの教会で結婚式を挙げ、、、


この広場で記念写真をとるのが定番らしい、、、


サモロドクも練習していたリンク。
サモロドクのバレーボールチームは今も右の体育館でやってます


10歳くらいの子供たちの試合。猛烈に感動!!

[その6に戻る]

[ home | about us | book&cd | hockey goods | Q&A | clinics | coach hiroki | link | contact us ]

このサイトは若林弘紀によって管理されています。
ご意見、ご質問等は hiroki@hockeylabjapan.com
までお寄せください。

Copyright 2005 by Hockey Lab Japan
このサイトの内容を無断で複写、転用、することを禁じます。

このサイトはリンクフリーですが、事後でも構いませんのでご一報いただければ幸いです。