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「クリエイティブになる」
これほど難しい課題はそうありません。特に攻守にセーフティーでシステマチックなプレー を強いる最近のスポーツ界においては至難の業です。
どうすればいいのか?まずなぜクリエイティブになれないのか?を考えてみましょう。
最大の理由は「****をしてはダメ」「****では****しなさい」というマニュア ル的な教育にあります。こういう教育方針について一概に「否」とは言えません。詳しくはこちらで。
クリエイティブなプレーとは結局、定石を外したプレーなのです。「パスをすべきところを抜く」「抜くべきところをパスする」クリエイティブなプレーはスポーツ本来の魅力です。どうにかして自分のプレーにかかっている「心の鍵」を取り去らなければいけないのです。そのために必要なのは「定石以外の方法でプレーを切り開くことを強制する」ことです。
たとえばチームとしてクリエイティブなプレーに取り組くためには「いつもと違うルールでホッケーをする」という方法があります。以下に例を示します。
- ダンプインを禁止する。
- 前方へのパスを禁止する。
- サイクリングを禁止する。
- ゴール裏からゴール前へのパスを禁止する。
- ポイントショットを禁止する。
- ゴールを裏返し(ゴールマウスがエンドボードに向くように)にする。
などなど。
個人でも自分がいつもやっているプレーを封印する、新しいスキルでプレーする、などの 課題を持つことでクリエイティブになれるかもしれません。
- フリップパスを多用してみる。
- バックハンドでのパス、シュートを多用してみる。
- 相手の足の間、スティックの間を通すパスを多用してみる。
- ボードパスを多用してみる。
- バックスケーティングでのパックキープを多用してみる。
- パックを持って後ろに戻るプレーを多用してみる。
- スケートを使ったパックハンドリングを多用してみる。
- ノールックパスを多用してみる。
- サッカーなど他のスポーツの動きを真似てみる。
失敗も多くなると思うので、シーズン中は難しいですが、シーズンに入る前などに試してみるといいと思います。
それでは。
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