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Q83:インラインは変なくせがつくって?(03年11月16日)

Q:

インラインスケートは変なくせが付くので、やらないほうがいいとコーチに言われましたが、真意の程はどうなのでしょうか?夏場は近くのリンクがプールになるので、練習の機会が少なくなるので、少しでも練習の機会が欲しいと思っています。

氷陸両用

A:

インラインスケートがアイススケートの夏季トレーニング用に開発されたことからも分かるように、インラインスケートとアイススケートには多少の差はありますが、基本的なバランスや筋肉の使い方には非常に近いものがあります。

いちばん大きな違いは「ストップ」にあります。アイススケートでは親指や小指の付け根 =トウエッジ寄りを使って氷を削ってストップしますが、インラインスケートではどちらかというとヒール寄りのホイール(車輪)をコートに押し付け、その摩擦でストップします。また、どちらかというとインエッジ中心のストップです。その他、フォアストライドやバックストライドのときに、よりミドルエッジに乗ることを意識して、接地している4輪全体に力を伝えることを意識する必要もあります。

アイスホッケーの世界では「インラインをすると下手になる」という根強い迷信がありますが、あまりはっきりとした根拠のない話です。はっきり言ってしまえばアイスの側が非常に保守的で、新しいものを受け入れたがらない、という風土を持っているのです。確かに多少の差はありますが、氷に接することが少ない環境では積極的にトレーニングに活用すべきでしょう。特に子供たちにとってはインラインとアイスの違いなどほとんど気にならないようです。

アメリカで学んでも、オーストラリアで学んでも、多少の違いはありますが、英語は英語、、、と似たようなことです。

また、アイスでは少ない実戦の機会を、インラインで多く経験することができるのも利点となります。インラインは特にアイスで実戦が少ない都市部で週末ごとに試合が行なわれていますからね。ホッケーするならいっぱい試合しないと楽しくないですし。というわけで、私はインラインをお薦めする派です。

それでは。

(回答者:若林弘紀

 

 

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