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Q73:実戦的な動きを身につけるには?その1(02年08月29日)

Q:
動きの感覚を身に付ける練習などはありますか?多くの場面で正しい方法を言っても、その特定の場面でしか分からないのではホッケーは出来ないと思います。パス&ゴーや、攻守の切り替えスピード、フォアチェックの動きなどは説明できても、練習でやっていない形で、全体的な形を見るとか、次の動きを予想するとか、言ったようなことは口で言っても理解され難いと思います。漠然としすぎて難しい問題だと思いますが、何か効果的な方法があれば教えてください。

ぴよこ

質問の趣旨はつまり、

「スケーティング、シュートなどのスキルや、1−1などの個人戦術、もしくはグループ戦術を実戦に生かすにはどうすれば良いか?」

ということになると思います。確かに個人技術やグループ戦術の練習と実際の5−5のゲームの間には大きな隔たりがあります。

「あれほど特訓したフェイントやパスアンドゴーが、ゲームではなかなかどーして全然できやしないぜ、、、」

と途方にくれる人も多いと思います。そんなあなたのために、ゲームに近く、なおかつ個人技術やグループ戦術を発揮しやすい形にしたスクリメイジ(対人形式練習)を紹介します。

1.クロスアイス1対1

右図のようにニュートラルゾーンやエンドゾーンを横に使い(クロスアイス)1−1を行ないます。

青プレーヤーが右、赤プレーヤーが左に向かって攻めます。ゴールの代わりにパイロンを3m間隔で置きます。「パックをキープしたままパイロンの間を通過したら得点」というルールで行ないます。得点したらパックをその場に置いて相手プレーヤーに渡してプレーを続けます。

20秒ごとにホイッスルを吹きます。パックをその場に置いて次の2人が入ります。

パックがゾーンの外に出てしまったらコーチが素早くパックを入れます。

練習してきた個人技をいかに使うか?これがこのドリルの目標です。攻撃するときはハンドリングやスケーティングを駆使して相手を抜きます。守備のときはスティックチェックやボディチェックを使い相手を止めます。プレーヤーの個人技のレベルを知るための評価にも使えるドリルです。

次回はグループ戦術を効果的に練習するスクリメイジを紹介します。

それでは。

(回答者:若林弘紀

 

 

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