チームの雰囲気を盛り上げる、、、これはどんなレベルのチームであっても非常に重要な課題です。こんな大きな課題に一発で素晴らしい解答が出せるくらいなら私は日本でこんなことはしていないと思うのですが、、、とりあえず私なりに「練習で」心がけていることをあげます。
練習の雰囲気を盛り上げる一番のポイントは練習のメリハリをつけることです。メリハリのついた練習とは、、、
- ひとつひとつのメニューを短時間で行なう
雰囲気の盛り上がりとは集中によって生まれます。20分間同じメニューに集中して盛り上げていこうというのは無理です。ひとつのメニューは最大10分に押さえるべきです。必要ならば短時間の休憩を取りながら行なうとよいでしょう。
- 偏ったメニュー構成にしない
個人技ばかり、システムばかり、シュートばかりではなく多彩なメニュー構成にしてください。もちろん時期によっては個人技が多い、システムが多いなどの配分は必要です。
- 競争させたり楽しませたりするメニューをうまく配置する
基礎技術ばかり、システムばかりの練習で盛り上がるのは無理です。雰囲気が悪くなってきたらゲームや競争を取り入れて、ホッケー本来の楽しさを味わってもらうことも考えましょう。合宿などで疲れてきたときには特に効果的です。
- 全員が声を掛け合う
良いプレーには惜しみない賞賛を、頑張っているが失敗した人には励ましの声をかけるだけでなく、怠惰なプレーには叱咤の声があってもいいと思います。特に主将やコーチは1回の練習でなるべく多くの人に声をかけるように心がけてください。
- 話す時間を短く、プレーする時間を長くする
氷上で長々とミーティングや説明をするのは時間の無駄になるだけでなく集中力をそぎます。話は全員が集中して聞いているときに簡潔に、具体的に、3分以内にまとめましょう。話を聞きやすい環境にすることも重要です。ホイッスルが鳴ったら全員が素早く集合して、片ひざをついて聞く。氷上にいる人はコーチであれ先輩であれOBであれ、全員が話を聞く。
などの規律が大変重要です。
- 個人を叱咤するときは個人的に叱咤する
集中力にかける行動の多い人を叱りたいと きは、全員の前で叱咤するよりも、個人的に、静かに話す方が効果的です。全員の前で叱っ
ても「恥をかかされたことを」逆恨みされるがおおいものです。
以上、簡単でしたが私が練習で心がけていることでした。試合における雰囲気の高め方はまた次の機会に、、、
それでは
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