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Q52:俊敏性を高める方法は?(01年2月19日)

Q:
2年前から始めた小学6年生の息子のことについて質問します。スケーティング技術は かなり上達したのですが、試合、 練習を通してパックに向かっつて行く、またフォワードをやっているので攻め上がる一歩目の反応が遅いのです。そして個々のプレーにキレが無いのです。或る所で体力テストを受けたら敏捷性が劣っていると言う結果が出ました。アイスホッケーにおいてこれは致命的ではないかと思います。陸上、氷上(一般滑走)それぞれにおいてこの欠点を補う練習方法は無いでしょうか。親として息子にセンスがあまり無いのはわかっていますがこの先中学、高校とこの素晴らしくそして楽しいスポーツを続けさせてやりたいと思っています。

ホッケーパパ

A:
敏捷性に欠ける、という場合二つの要素を考えなければいけません。

一つ目は単純に筋肉の反応速度が遅いこと、または瞬発的な力の出し方が悪いことです。

二つ目は判断力の不足です。次にどこに向かってどんなプレーをしたらいいのか、その判断が遅いと、見た目には瞬発力不足になって表れます。

どちらの要素もトレーニングである程度は改善させることが出来ますが、私は個人的には判断力の要素のほうが重要になってくると思っています。どんなに素晴らしい運動能力を持っていても、判断力が悪ければ無駄に走るだけのプレーヤーになってしまうからです。グレツキーは世界で一番敏捷な選手ではありませんでしたが、おそらく判断力で世界一に上り詰めました。 ということでトレーニングの方法なんですが、これはあまりにたくさんありすぎてひと言で説明することはとても大変です。 とりあえず具体例を少しあげておきますと、、、単純な敏捷性を磨く方法としては

<陸トレ>

1.基本姿勢になって立っているプレーヤーの前にラグビーボールを落としてそれをキャッチさせる。
2.壁に向かって基本姿勢で立っているプレーヤーに後ろからテニスボールを投げる。プレーヤーは壁に当たって跳ね返ってきたボールをキャッチする。
3.卓球

<氷上>

1.後ろ向き、腹ばい、仰向きなどいろいろな姿勢から合図で素早くダッシュする。
2.フェイスオフサークルの真ん中に立ち、指示された方向に向かって素早くダッシュし、サークルの上で止まって真ん中まで戻ってくる。戻ってきたら次々と指示を出す。

判断力を向上させる方法もたくさんありますが、まずはたくさんの試合をビデオで見て、試合の流れというものを把握させることが大事だと思います。ただ見ていても仕方ないので、例えばセンターになったつもりで試合を見続ける、そして途中で一時停止をして、次にどうなるかを考えさせる、などのやり方が効果的だと思います。 具体例をたくさん知りたい場合はプライベートクリニックを受けられることをお薦めします。ただのクリニックの営業で言っているわけではなく、実際に俊敏性などの要素は個人差が大きいため、一般論で片付けることが困難だからです。氷上(一般滑走)、陸上どちらでも指導いたします!

それでは。

(回答者:若林弘紀

 

 

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