A:
回答の前に質問内容を明確にしたいと思います。
「ディフェンディングゾーンのDFマーク」ということを正確に言うならば「ディフェンディングゾーンのポイントマーク(もしくはカバー)」です。「ポイント」というのはブルーラインから内側2〜3メートルの範囲のことで、攻撃側のディフェンスがよくいる場所のことです。「DFマーク」といっても相手DFはいつもブルーライン内側にいるとは限りません。逆に相手のセンターがブルーライン内側に入っている場合もよくあります。したがってディフェンディングゾーンにおけるウイングの役目は「ポイントに位置する人のマーク=ポイントマーク」になるわけです。
質問中にある「インサイドアウト」は、
「自ゴールと相手の間に位置して守る」
という球技の守備の基礎の言い換えに過ぎません。
とすると、相手ポイント4をカバーする△4は下左図のようなポジションが正解になるはずです。
もしこのとき△4が相手ポイントの外側にいたら確かに相手ポイントとパックが同時に視界に入りますが、相手ポイントがゴールに向かって侵入するとき、体を止めに行くことが大変難しくなります。
パックは勝手にプレーするわけではありませんから、パックキャリア以外をカバーするときに重要なのは常に人です。人とゴールの間に位置すること、ほとんどこれに尽きます。
顔の向きですが、これは両方見てください。交互に、頭をすばやく振りながら見ましょう。分からなくなったらとりあえずカバーする相手を見ながらちらちらとパックの動きを確認しましょう。(ここでも人重視なのです)
パックを見ている間に人に逃げられるのが不安なら相手体やスティックに自分のスティックを軽く付けて、相手の動きを感じながら振り向けば安心です。参考になりましたか?
それでは。
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