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Q46:スティックのブレードのテーピングの仕方は?(00年11月19日)
Q:
スティックのブレードのテーピングのうまくいく巻き方を教えてください。8年間もやっていますが、どうもテーピングがうまくなりません。

元北海道のへぼプレーヤー

A:
足首のビニテの巻き方とか、スティックのテーピングの仕方とか、結構こういう質問ってあるんですよね。

スティックのテーピングに関してはとても人それぞれですし、こだわる人はとことんこだわります。よくあるのが、

「テーピングはブレードの根元からするべきか、先からするべきか」

論争です。「根元派」は

「根元から先にかけてパックが回転する方向に対して凸ができるのでパックによりグリップが効き回転がかかる」

と主張しますし「先派」は

「いやその逆のほうがよりスムーズにパックが先に向かって流れていく」

と主張します。そのほかにも

「巻き数は多いほうがいい」
「いや少ないほうがいい」

「先に巻くほうが玄人っぽい」「いや中央こそ王道だ」

など、とにかくみんな好きなことを言っています。私的には、こういうのはほとんど単に好みの問題であり、本人たちが気にしているほど実際にプレーには影響しない問題だと思います。ちなみに私は「根元から始めて、先の近くまで巻く」派です。

元北海道さんの質問はおそらくもう少し美的な問題に関することでしょう。ようするに「グチャグチャになるのが嫌だ」ということだと思います。私はなぜかテープを美しく巻くことだけにはこだわっていますのでコツをお教えしましょう。(いよいよプレーに影響しないことですが、なにごとも見た目から、、、、と言えなくもないですので)

コツは簡単です。ブレードのソール(底)の部分でテープをしっかり引っ張って、なるべくテープが平らにブレードに密着するようにしながら巻いていくのです。ブレードの形状によってはどうしてもテープに「たるみ」が生じますが、それをうまくブレードの表面ではなく上の角のところに目立たなく集めてくるのがポイントです。あとはテープの重なりの幅を一定に保つことが美的に重要です。

さて、巻き方は良いとして、テーピングに関する小ネタとして、テープの種類について。

私は日本でよく使われているあの防水性の高い、ちょっと厚手のブレードテープを、日本以外で見たことがありません。北米では日本で「グリップテープ」として売られている薄くてやわらかいテープを「スティックテープ」と総称してブレードに巻いている場合がほとんどです。使い心地は「ソフトですぐボロボロになり、耐水性が悪いのですぐ剥がれるから日本の水の多いリンクには向かない」というのが正直な感想ですが、バンバン張り替える人には関係なさそうです。

なんかその厚手のブレードテープは一説によると配管工事用の絶縁テープを流用したものだとか、、、、そういえばホームセンターで「そのもの」って感じのものが売っています。それをまとめて買ったほうが安上がりしそうですね。

北米の人はやわらかいブレードテープに雪が付着しないように、またすぐに剥がれないようにワックス(蝋)をよく塗ります。市販のブレード用ワックスの中には多少パックノグリップ感を向上させるためにベタベタさせたものもあり、私はそれを愛用しています。なんだかシュートのときにグリップ力が増す気がします。最近ではワックスをスプレーで吹きかけるものまで売られていました。そりゃ楽になるでしょう。

私はむしろグリップの作り方にこだわるほうで、こちらは結構ハンドリングに影響するんではないかと思います。詳しくはまたの機会に書くとして、グリーップテープの素材は、実はテニスのラケット用のグリップテープが最高ではないかと気づき始めました。いろんなタイプが売っていますが、どれも適度なしっとり感がありグリップが効いて、それでいてベタベタして邪魔になったりしません。それを知ってからはもう病み付きです。

以上、あくまで気持ちの問題の豆知識でした。

(回答者:若林弘紀

 

 

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