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実はスナップショットの関する質問、よくある質問のナンバーワンといっても過言ではないんですよ。実際に見せながらやらないとなかなか回答が難しい類の質問なんですが、、、結局写真をとることで解決させました。雰囲気だけでも伝われば幸いです。
モーションが大きく、タイミングが見破られやすいスウィ-プショットやスラップショット（俗に言うバッティング）に比べて、パックハンドリングの姿勢とほとんど変わらない状態からパシーンと瞬間的に打てるスナップショットは非常に実戦で使いやすいシュートです。ほぼ同じモーションでパスもできるのでこれまたフェイントに便利です。
一番のポイントは「パシーン」とパックを瞬間的に引っ叩く動きです。これはQ35のスラップショットでも解説したようにトップハンドの引きとボトムハンドの押しを素早く行なうことにコツがあります。
すべてのシュートにはスケートラインに直角な方向に打つ「直行打ち」とスケートラインに平行な方向に打つ「平行打ち」がありますが、ここではマスターしやすい「直行打ちのスナップシュート」を写真で解説します。
まず両足を肩幅よりやや広く構え、ひざを曲げた基本姿勢でトップハンド側の肩が目標の方向へ向くように構えます。目標をしっかり見据え、パックはボトムハンド側の足（ここでは「後ろ足」と呼びましょう）の前あたりにおきます。そしてそのパックをトップハンド側の足（「前足」）の前あたりに軽く滑らせ、スティックはその20cmくらい前でいったん止めます。両手はシュートを打つ方向に動きます。
そして、前足の前の「加速ゾーン」にあるパックを少し引いておいたスティックで「パシーン」引っ叩く感じで叩きます。
叩くといっても衝撃だけでパックを飛ばすわけではありません。トップハンドと体にできた隙間を埋めるようにトップハンドを体に引き付け、ボトムハンドはシュートを飛ばす方向に向けて押す、プッシュ・プルの動作を素早く行なうことでテコの原理を利用して、パックをしっかりとブレードに乗せて加速します。体重も後ろ足から前足に移動させていきます。
最後はボトムハンドの肩、ボトムハンド、スティックのブレードが狙っている方向に向くようにフォロースルーを行ないます。
こんな感じで分かっていただけたでしょうか？瞬間的な加速と正確なフォロースルーがポイントです。上達してくれば体重移動をほとんど伴わない平行打ちもできるようになってきます。
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