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Q34:ルックアップ習得のコツは? (00年3月27日)

Q:

拝啓 私は現在大学の部活でやっている、プレーヤーです。練習の時にドリブルをしたり、紅白戦の時にパックを持ったりすると、パックばかり気になり、どうしても下ばかりみてしまいます。その結果、味方のいない所にパスをだしてしまいます。同期に相談すると、スケーティングが下手だから下が 気になってしまうからだ。としか言いません。確かに私はスケートが上手な方ではありません。スケートだけが原因なのでしょうか?ルックアップを確実に出来るようにするにはどうすればよいでしょうか?おねがいします。


4月で大学5年生

A:

ルックアップ習得に王道はありません.段階を踏んで上手くなっていくしかありません.
まずは陸上でゴルフボールなどを使ってハンドリングの練習をしながらルックアップをしてみましょう.最初はパック(ボール)が気になりますが,パックと周りを交互に見るように心がけます.例えば

「パック→右→パック→左→パック→前」

という順番で周りを見ながらハンドリングをします.そしてだんだんパックを見る時間の割合を減らしていけばいいのです.道行く女の子の姿をチェックしながらハンドリングするなどして,自分でモチベーションを高めましょう.
次はスケーティングをしながら同じような練習をします.フォア,バック,クロスオーバー,ターンなど様々なスケーティングでルックアップを試してみましょう.ここでも段階的に,パックを見る時間を徐々に減らしていきましょう.例えばストップをしながらのルックアップが異常にできないならば,それは同期の人の指摘通り,ストップなどのスケーティングに集中しすぎてとても周りを見るどころではないということです.スケーティングを磨くしかありません.
次にチェッカーなどプレッシャーが付いた練習などで同じようにルックアップを試みましょう.ここで劇的にルックアップができなくなるとすれば,それはパックプロテクションの技術が低いからです.つまり,敵とパックの間に自分の体を入れて上手くパックを守ることができないから,パックを敵から守ることに気を取られて周りが見られないということです.実はこれもスケーティングと関係がありますから,同期の人の指摘はほぼ的を射ています.
「味方のいないところにパスを出してしまう」のはルックアップと関係があるようであまりありません.周り見ていなければパスを出さなければいいだけですから.

「味方が見えるまで出さない.見えなければパックプロテクションをしている」

ことを心がけて下さい.
それでは.

(回答者:若林弘紀

 

 

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