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Q20:スティックハンドリングの効果的な練習法は?(99年11月23日)

Q:

スティックハンドリングの効果的な練習方法は?

ウルフ

A:
ハンドリングの上達の大部分はハンドリングの範囲を広げること,ハンドリングのバリエーションを広げること,そして周囲を見ながらハンドリングできるようになることにあります.ここではハンドリングの範囲を広げることに的を絞って書きます.
練習法を紹介する前にハンドリングの範囲を意識することから始めましょう.図1の青い部分はスティックによってパックをコントロールすることができる範囲です.なんと体を一周できます.対して赤い部分は普通のプレーヤーがなんとなくものにするハンドリングの範囲です.つまり私たちは普通に練習していたら非常に限られた範囲のハンドリングしかできていないわけです.これではとても単調なハンドリングになってしまいます.

ハンドリングの範囲を広げるコツは,まずトップハンドを体から離して広い範囲を動かすことにあります.トップハンドを固定したままボトムハンドだけでハンドリングすると,図2の左側のように限られた範囲でしかスティックを動かすことができません.トップハンドを体から離して左右に十分に動かせば図2の右側のようにスティックを大きく動かすことができます.さらにボトムハンドを強く握りすぎずにスティックの上下を自在に往復させることで体に近いところでも体に遠いところでも無理なくハンドリングすることができます.最後にに大事なことは,言わずもがな「スティックのブレードをパックにかぶせる=カッピング」ことです.これで体から離れたところにあるパックがスティックから逃げることなくハンドリングし続けることができます.

 

さて,以上のことを意識しながら小さいパイロンをならべて図3のドリルに挑みましょう.左側のドリルはパイロンを前後に2メートル間隔,左右に2.5メートル間隔くらいにならべます.そして自分はパイロンのなるべく真ん中を通り,パックを思い切って左右に動かしてパイロンの外側を通します.
右側のドリルは前半に狭い幅でのハンドリング,後半に広い幅でのハンドリングを組み合わせています.
どちらのドリルをするときも最初はゆっくりと確実に,徐々にスピードを増しましょう.
これらのドリルは陸上でもゴルフボールなどを使って行うことができます.

 

それでは.
 


(回答者:若林弘紀

 

 

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