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Hockey Lab Japan
Q&A

Q108:ブレークアウトのパスの受け方は?

Q:
仕事の都合で去年カナダに来て、そこでスケートとホッケーを同時に始めた初心者です。経験は約9ヶ月です。スケート教室に通ったり、毎週3時間のゲーム形式のホッケーをやったりしながら冬のリーグ戦までになんとかスキルアップしたいと思って練習しています。覚えなければならない事はたくさんあるのですが、今直面している問題として、私はFWなのですが、DFがパックを奪って速攻をかけるときにダッシュしながら背面からパスを受け取る事ができません。パックをキャッチできず流れていったり、たまにパスを出されたことも気づかないときもあります。後ろを向きながらはダッシュできないし、どうしていいかわかりません。是非アドバイスをお願いいたします。
(けべ)

A:
初心者ウイングの第一の壁、ブレークアウトのパスが取れない、、、まぁマニュアル自動車の運転で言えばエンストせずにギアチェンジはできるようになって路上に出てみたけど、右折のタイミングが難しい(北米なら左折ですね)、みたいな感じでしょうか?

DZでブレークアウトのパスをもらうためにボード際に開くとき、フォアスケーティングだけでボードに向かい、NZの方向に進もうとすると、どうしてもパックに対して背中を向けてしまい「目を切る」瞬間ができてしまいます。当然のことながらDFからはFWの背中しか見えませんからパスも出しようがありません。(下図左)

そうならないようにするにはボードに向かい、NZに進む、その間に少しバックスケーティングを挟み、ボードにお尻を向け、DFにスティックと体の正面を向けてあげればいいのです。ようするにピボットなんですが、守備から攻撃への切り替えに使われるスケーティングですので「トランジションのスケーティング」と呼ばれることもあります。そしてパスをレシーブしてから速やかにフォアスケーティングに切り替えてNZに向かいます。(下図右)

もちろんこのスケーティング自体を習得する必要がありますのでそれなりに時間はかかるかもしれませんが、ぜひともマスターしておきたいスキルですね。ちなみに攻守の切り替えのときにこのトランジションのスケーティングを絶対使うべきか、については専門家の中で意見が分かれます。チェコなんかではもう絶対使いまくり、練習しまくりですけどね。

これだけじゃわちょっと分かりにくいんで動画もそのうち載せますね。

それでは。

回答者:若林弘紀

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