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特別企画:ヘローキィロシアへ行く!!その2 (2002年9月9日)

9月9日「オムスクへ」

ロシア遠征2日目はオムスク(地図は(ここを参照してください)へと出発です。オムスクはカザフスタンとの国境の近くに位置し、シベリアにありながら人口は100万人を越える都市です。日本との縁は限りなく薄く、数年前に青森高校選抜が訪れたときには「日本人が初めて町に来た!」とラジオで報じられるほどだったそうです。オムスクまではハバロフスクから飛行機で約4時間かけてバイカル湖の近くのイルクーツクに飛び、そこから更に約4時間かけてやっと到着します。

なぜ日本にとってマイナーな都市にホッケーをしに行くのか?実は数年前から青森県が強化のために招聘しているロシア人コーチたちがオムスク出身だからなのです。最初に来たコーチはユーリー・リチコフ氏でオムスクのスーパーリーグチーム「アバンガルド」で活躍後モスクワの名門「スパルターク」に引き抜かれキャプテンとして一時代を築いたという大選手です。ナショナルチームにも何回か呼ばれているそうです。40代半ばで来日したときのプレーぶりは「メチャメチャ上手かった。日本リーグで十分できた」と関係者が証言しています。コーチとしても非常にレベルが高いリチコフ氏は昨年帰国して、現在ではアバンガルド2の監督に就任しています。

リチコフ氏に代わって青森に来たのはサーシャ・セリバノフ氏です。セリバノフ氏はリチコフ氏と同年代でアバンガルドのスター選手として活躍後、アバンガルドの育成組織のトップとして指導にあたっていたそうです。

ハイルクーツク空港
ロシアの旅客機ツポレフ154
リチコフ氏(一番左)
アバンガルドのチームバス

オムスクに着くと早速試合です。会場はアバンガルドのホームリンクで9000人近くを収容するアリーナです。対戦相手はリチコフ氏率いるアバンガルド2。つまりプロの2軍です。このチームはほぼ全員がプロ契約をしており、さっすがに強力で2-15と大敗しました。

アバンガルドのホームリンク
多くのファンがスタンドで観戦