コーチにシュートに対して座るなと言われるのですがどうすれば座る癖を直せるんですか?
(苫小牧人)
アイスホッケーマガジンの私の記事や過去のQ&A(Q3、Q33)を見ていただければ分かりますが、シュートに対して膝を付くことは悪いことではありません。
特にミドルショットとローショット(だいたい腰から下のシュート)に対してはバタフライで対処するのが一番良い方法です。確かに遠くからハイショット(高いシュート)を打たれて、バタフライしてしまうと肩口が開いてしまい不利になりますから、高いシュートが遠くから来たときは膝をつかないようにしてください。でも腰から下のシュートに対してバタフライをしてセーブするべきです。
大事なことは、正対した上で完全な、正しい形のバタフライをすることです。中途半端に片ひざをついたり、股下や脇の下を開けていては確実なセーブができません。
両方のレガースを完全に氷につけ、股下を閉め、スティックを真正面に置き、両方の膝の上に立ち、しっかりと腰を伸ばしてください。
コーチには「なぜ座るといけないのか?低いシュートにバタフライをした方が止まるという話がきちんと本や雑誌に書いてあった」と相談をしてみてください。
それでは。