Question

Q28:フリップパスのコツは?

フリップパスのこつを教えてください。浮かそうとしても浮くことは浮くのですが、パックが上手く回転せずに、着地した時にイレギュラーしてしまいます。特に短い距離でのパスが上手くいきません。効果的な練習の仕方など、できるだけ詳しく教えてください。
(おさみ)

Answer

実は短い距離でのフリップパスというのはかなり高度な技術なんです。質問から察するに、おそらくおさみさんはブレードの先だけでパックを引っかけてすくい上げるようにしているのではないでしょうか?それではパックに上手く回転させることができず、結果としてペラペラしたパスになるわけです。パックに回転をかけるためにはパックをブレードの根本から先に向けて滑らかに転がしてながら浮かせてあげる必要があります。シュートを浮かす時はこの動作を思いっきりスピードを付けてやるのはやや簡単なのですが、短い距離にパスとなると思いきってやるわけにはいきません。つまり、パックをよく回転させつつ、ふわりと浮かせてやらなければいけないのです。そのためには、パックを通常パスをするときよりもやや体の前におきます。

通常は両足の真ん中くらいからパックを動かし始めますが、それを(パスを出す方向に向けての)前足あたりから始めます。こうすることでパックをスティックに乗せやすくなります。そして

パックをブレードのヒール(根本)におきます。 パスを出す動作は通常とあまり変わりません。ボトムハンドで押しだし、トップハンドを体に向けて引き、テコの動作でパックを前に動かします。この時

ブレードの底の縁でパックの底の縁を上手くなでてあげるようにします。 こうすることでパックに回転がかかります。「パックをブレードに乗せてなでる(こする)」感覚をつかむことが大事です。トップハンドに引きをボトムハンドの押しよりも強く意識して、素早くパスを出す感じで、最後は手首を返してブレードの先からパックが出るようにします。

最初はボードから2メートルくらい離れたところから、キックボード(っていうのはボードと氷が接するところで、黄色とか黒の板でパックが跳ね返るように縁になっているところ)の上あたりをめがけてパックを滑らかに飛ばす練習をして下さい。とにかくパックをブレードに乗せて回すことが第一です。徐々に距離を離していきます。今度は2人組5mくらい離れてスティックを一本真ん中において、スティックの上を越すようにパスを出します。次は真ん中に人をおいてその人のスティックを越すようにパスを出します。 以上のドリルを動きながらできるようになれば完璧です。

ちなみに北米では、日本でフリップパスと呼ばれているパスは、ソーサーパスと言います。

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それでは。