Question

Q23:シュートがよく見えるようになるための練習は?

一度、若林さんのゴーリークリニックに参加させてもらい、バタフライスタイルのシンプルかつ合理的な考えを取り入れ、練習しているんですが、どうしてもミドルレンジのシュートに対してバタフライしがちになってしまいます。バタフライしてもシュートアングルはあまり変わらないと思いますが、166cmのぼくには、ハイショットをバタフライしてはつらいです。そこで、ハイショットとローショットの見極めが非常に大切だと思うんですが、なにかいいビジョントレーニングのようなものはないでしょうか?
(関西リーグのあるゴーリー)

Answer

ハイショットとローショットの見分けについては、 私のクリニックに参加したのなら説明したかも知れませんが、非常にシンプルなドリルがあります。往年のホームランバッターにして監督としても活躍した王貞治氏が、現役時代に打席に入り、ピッチャーにいろんな球を投げてもらい、その球がピッチャーの手を離れてキャッチャーのミットに入るまで、とにかく球を見続ける、ということをしていたそうです。これをゴーリーにも応用しましょう。

ゴール前にパックをセットして、シューターにいろんなシュートをいろんなコースに打ってもらい、ゴーリーはセーブなんかしないでいいからとにかくその球筋を見るのです。パックがスティックのブレードを離れてからゴールにはいるか自分の体に当たるまで、そしてリバウンドまで、とにかくしっかり見続けます。 これはまさにパックの動きに目を慣らす練習です。シュートする位置を変えたり、シューターに動きながらシュートを打ってもらったりしながらこの練習を繰り返すといいでしょう。

2012年、本格ホッケー漫画「スピナマラダ!」作中でもこの練習が登場しました!

Goalie Training Illust

一見バカバカしいように見える練習ですが、そういうものが実は役立つこともあるのです。是非やってみて下さい。

それでは。