Question

Q21:ディフェンディングゾーンでのウイングの動きは?

社会人で始めて6年になります。大学経験者に追いつきたい!の一心でがんばってます。DZでのウイングのポジションについて何年やってもうまくいかなくて悩んでます。

  1. 味方DFが相手FWとコーナーでもつれているときフォローに入るべきか?DFに任せるか?
  2. ゴール裏から壁際でパスを受ける時、パックを止めればチェックを受け、スルーすれば一旦DFの裏に出ますが体を押さえられます。パスを受ける位置と体勢について教えてください。
  3. リムを回ってくる弱いパス、こぼれ玉の処理は?

動作や練習方法について、何かいいアドバイスを頂けないでしょうか?
(マリオと同い年プレイヤー)

Answer

質問1について

Q13の図1をもう一度見てみましょう。あなたはパックサイドのポイントをカバーしている4のはずです。4が担当するゾーンは一応外側のハッシュマーク(フェイスオフサークルの外側に書いてある二本線)付近までとなっています。ですから基本的にはコーナーへのサポートは2(センターであることが多い)が行うと考えていいでしょう。ただしこれはあくまで基本的な考え方です。何かの理由で2がサポートできず、かつあなたがコーナーに近ければ当然サポートに行くべきです。(この時は2が代わりにポイントをカバーする)

Figure 01

質問2について

ブレイクアウトのパスをレシーブする際にチェックされやすいとすれば、(ちなみにこの種のチェックをピンチといいます)それはあなたのポジショニングが高すぎる、すなわちブルーラインに近すぎるということです。相手のポイントは普通ブルーラインの内側にいます。また、高い位置でレシーブすると、パスが長い縦パスになり、レシーブの際に後ろを向かなければいけない、そしてパスがレシーブするまでの時間がよけいにかかります。これではピンチの餌食になります。ブレイクアウトの際は自分がよほどフリーでない限りはハッシュマーク付近まで下がって短めのパスを安全にレシーブするようにしましょう。 もしもピンチされてしまったとして、

>スルーすれば一旦DFの裏に出ますが体を押さえられます

これはこれでいいのです。自分が押さえられておけば後は味方のセンターにルースパックをフォローしてもらえばいいのです。

質問3について

多くのプレーヤーがリムパックをレシーブする際に体をリンクの内側に向けたままスケートやスティックでレシーブしようとします(右図2-3の左側)。これではパックをレシーブできたとしても相手のプレッシャーに対して無防備になってしまい、パックを守ることができません。またレシーブに失敗してリンク中央に向かってルースパックを出してしまうという事態にもなりかねません。ですからプレッシャーを受けながらリムパックをレシーブするときは膝を曲げて体をボードに向かって回転させながら、スティックでレシーブしましょう(右図2-3の右側)。

これでレシーブした瞬間にプレッシャーを受けてもパックを守る態勢にはいることができます。ただししっかり膝を曲げて肩をボードに近づけてチェックされる準備をしておかないと頭からボードに突っ込む羽目になるので気を付けましょう。 リムパックは(普通)絶対にボード沿いに来るわけですから、来ると分かれば素早く周りを見てプレッシャーを読みましょう。そうすればあまりビビることなくパックを処理できるはずです。

Figure 02
図2:レフトハンドで左側のリムパックを処理する
Figure 03
図3:レフトハンドで右側のリムパックを処理する

それでは。